合唱団乙女座の演奏風景

2023年3月15日乙女座の練習

発声練習

いつものように、下降形5度スケールで始めてから上行形5度アルペジオ、そして最後に上行5度スケール。
声は良く揃ってきた。

「椰子の実」

ハモリ具合の良さが曲の品性を格上げしている。
全体に声のバランスが良い。

大事なことは全体もだが特にソプラノは歌詞を明快にはっきりと歌うこと。
これは声を張るという意味ではなく、てにをははっきりとということ。

「からたちの花」

ソプラノからアルトへ1名移動があったので、譜読みを深めるためもありアカペラでの練習を重ねた。
伴奏付き3部合唱なので、実際はそれほどシビアではないが、より良い演奏を目指すためにもアカペラの練習は必須である。

譜読み的には問題を感じないので、あとは歌詞をどう歌っていくか?
つまりフレーズのアゴーギクである。

この曲は特にこのアゴーキグの妙が演奏の良さにつながりやすいので。
大体が8分音符が並ぶ個所では、一つ一つを意識しないで流れを重視すること。

ほんの一例としてアウフタクトの冒頭の「からたち」の「か」を子音を含めて明快にすること。
また「からたちのはなが」という8分音符が連続する箇所は、母音を意識し過ぎて重くならないように。
つまり語るように歌い進む部分と、良く歌う部分のメリハリをしっかり意識してほしい。