この仕事はとても幅が広いと思います。

ずぶの素人からプロフェッショナルまで。

極言すれば、まるで違う仕事かもしれません。

一つだけはっきり言えることは、トレーナーだけで何とかなるものではない、ということです。

これはトレーナーとしての責任逃れではないですよ(笑)

トレーナーは練習方法を基に、各人の進むべき方向を指し示す水先案内人であるということ。

あるいは道を尋ねられたら、その道を教える人でしょう。

実際に、道を尋ねられたら一緒に付いて行って最後までたどり着けば良いのですが、

トレーナーは、そのような仕事は出来ません。

大げさに言えば、それが演奏家が持っている宿命でしょう。

似ているのは個人競技のスポーツ選手ですね。

やる時は独りぼっちなんです。

何を言いたいのか?

レッスンでも良く話すのですが、教わったことを自分の感覚として、良く記憶に留める、ということです。

そのためには、発声の感覚を言葉にしてみること、です。