TNK
発声練習
普通に練習しているのを聴く限りは、高音域が上手に対処できるようになった。
中低音域は声質がややこもる傾向なので、GやMの子音を使って前歯に声を当てる練習をした。
音階とかアルペジオ5度などで練習をした。
コンコーネOP9から48番
半音階の微妙な音程に注意。
あとは音程の間違いやすい点を修正。
楽譜のテンポ指示(付点四分音符=72)はやや難しいので、少しゆったりしたテンポに落とした。
全体に優雅な雰囲気を出せるように。
モンポウ cantar al delma
今回は彼の工夫により音楽全体の抑揚を見直してみることになった。
出だしの音域は高いが、うまく抑揚のある声で歌いだせた点を評価した。
後半に出てくるPPの声は、本当に軽く繊細に歌うことで、その後のFへのドラマティックな表現が可能になる。
モンポウ aureana do sil
出だしは本当に良い声で、曲の内容をイメージできる声の表現であった。
ただ、全体に単調なイメージになるので、楽譜に書いてある指示を改めて見て表現してもらった。
早く語り進むところと、ヒロイックに語るところを見分けて表現してみると立体的な演奏になるだろう。
三善晃「一人は賑やか」
1番の出だしは上手い表現でよく出来ているという印象。
2番、3番は、歌詞が聞き分けられない点を修正。
オノマトペだろうか「だだだだ!っと」などの表現は歌いすぎないように。
3番まで繰り返して、フィナーレの部分は音楽の表情が変わるので、テンポを少し落としてゆったり歌いだすと良い。
最後の歌詞の伸ばしは、いろいろ提案したが、しっかり出して徐々に減衰する方が声が悪くならないと思う。
音符が長くかいてあったとしても、わざわざかすれるまで伸ばす必要はないだろう。





