SKM

発声練習は出せば出すほどに調子を出して、最後はほとんどコロラトゥーラソプラノの声になっていた。
やはり彼女の声はレッジェーロに向いているように思う。

ドナウディのAmorosi miei giorni
かなりルバートが効いた歌だったが、妙に説得力の感じられる歌だった。
それは実は楽譜を忘れて歌詞カードだけで歌っていたからだった。

いったいどちらが正しいのか?
伴奏者が音楽を分かっていれば、歌手は楽譜を持たない方が良いのではないか?
というか、そういうタイプの曲なのだろうと思う。ドナウディの歌曲は。
次回は楽譜を見ながら、どれだけ良い歌が歌えるか?楽しみにしたい。

ヘンデルのアリア Pena tiranna io sento
今回はレチタティーヴォの正確なリズムを出すことと、発音をしっかり出すことを主眼にした。

KT
発声は、初っ端から中低音の声の抜けが良くなっていた。
コンコーネ19番は、9/8拍子であるが、小節線をまたいでタイで結ぶリズムの理解が未解決だったので、細かく教えた。
このあと、フォーレの「夢のあとに」を指導。
フランス語は学習経験があったので、基本的な読み方は判っているので、歌唱上の細かい発音の違いを指導。
その他には、やはりリズム理解が一番の鍵となった。
特に2連符と3連符である。
しかしじっくりと解きほぐして行くことで、理解して実行出来るようになることが判った。
根気よく訓練して行けば、解決するレベルのことである。