SKMM
発声練習
発声の声はとても良くなったように感じられた。
声量は大きくないが、中音域は膨らみがあり明らかに共鳴が感じられた。
また高音は細いがきれいにチェンジがある。
5点Gまで練習した。
5点D~Eは
コンコーネOP9から34番
発声で披露してくれた声は、そのまま対応出来ていた。
高音の5点Eも以前のようにミックスが分離したような割れが出ない。
ほぼきれいにミックスしているようである。
強いて言えば、中音域でもう少し明るくするために、Lの子音発語の方法を教えた。
これは、口を開けたまま舌を動かしてLという子音を発音することで、喉奥の発声器官の状態を変えない、動かさないことで実現するわけである。
ベッリーニ「優雅な月よ」
イタリア語の歌詞発音で歌うため、コンコーネで指摘したような意味で子音の発音と母音の関係が問われた。
子音発語のために下あごをがくがくさせないで、つまり口をなるべく閉じないで発音して歌うこと。
このことで極端にいえるのは、お腹が連動して喉の開いた発声になりやすいこと。
我々日本人は、日本語のカタカナ読みが身についているので、相当意識して練習しないと難しい。
しかし、今回彼女はこの方法を試してみて理解できたようである。
これまでの蓄積があったからであろう。





