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発声の課題について

今日の課題は、声の出し始めでのどに余計な力みを加えないこと。
そして息も楽に自然におなかにストンと入れることをイメージすること。
この2点であった。

そして実際の歌では、高音の換声点を明快に意識できること
彼の場合は4点Dあるいは4点E♭あたり。
自分でこの声の変化に気づかない限り,このテクニックは得られないだろう。
まず自分の声の調子を意識すること。
それと自分の癖を知ること。

彼の場合、高くなると顔を上げて喉を上げるようにする癖がある
おそらくこれは強く出さないでファルセット的にピッチの良い声を出そうとする意味があるのではないか?
合唱では良いかもしれないが、これではバリトンがソロを歌う場合の高音発声は無理である。

換声点に達する辺りで、顎を引いて喉を上げないようにする姿勢をとること。
息の勢い、力で出すのではなく、喉そのものの声の変化に集中すること
響きの変化とピッチの正確さを大切にしてほしい。

ソルフェッヂ 8番

イタリア古典歌曲集からTu lo sai

トスティ歌曲集から Non t’amo piu

信時潔 歌曲集「沙羅」より「丹澤」