TH

発声練習

下降形5度スケールで始め、上行形のアルペジオとスケールで5点bまで。
非常にきれい。
強いて言えば高音域の張りが強いか?
この高音の張りの抑制というか、声質の違いが判ることで喉の負担が楽になると思った。

チレア「アドリアーナ・ルクヴルール」から「私はつつましいしもべです」

現状はほぼ言うべきことが無いレベルである。
欲を言えば、もっと声は重くなれる。
つまり声量はもっと出せるようになるが、最高音域は苦しくなるだろう。
現在の彼女の喉にちょうど良いレパートリーであると思う。

ヴェルディ「椿姫」「そはかの人か、花から花へ」

1回目の通しは、フィナーレで押し気味の高音とは思ったが、全体に良い出来と感じた。
課題はメッザヴォーチェとフォルテの声の違いをどう扱えるか?
という声の技術である。

これは中音域~中高音域、そして高音域も同じくである。
結果的には技術の問題であるが、その技術を修めるのは頭脳であると思う。
つまりそのような表現を得たい、と考えて歌うかどうか?
ほとんど無意識で全般を歌いきっているのではないだろうか?

現在、一番の課題は5点G以上でのメッザヴォーチェの技術。
高く響かせる意識と、顔や顎を前に出さずに高音に移行するための、姿勢。
この2点を、どうやって体に覚えさせていくか?
この点が、長期的な課題であろう。
取り合えず4月の発表会で、現状のままで充分通用するだろう。