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発声練習は、下降形5度スケール、上行形5度アルペジオ。
そしてJajajaの5度スケールで5点Gまで、を練習した。

マスカーニの「アヴェ・マリア」
中高音域のメッザボーチェを徹底すること。

特に最初の部分は常に弱声を徹底すること。
それはO pietosaからフォルテになる。

この声の扱いは中低音で、彼女の苦手音域。
これは、歌おうとするのではなく語りを徹底すること。
それによりフォルテの表現を確立することを勧めた。
そして言葉を良く知ること。
つまりイタリア語で朗読する時どのような声の調子でどのように発音するか?

改めて、youtubeのイタリア詩の朗読などを聴いて、真似をして読んでみると良い。

また大きな声より強調をしっかりつけた読み方を覚えるべき。
そこからフォルテの歌い方が自然に導かれる。

次はチマーラ「愛の神よ、ようこそ」
これもチマーラの作品らしい。
カンツォーネの朗々としたフレーズと近代的な音楽の甘さが微妙にバランスした佳作。
これはリズムの変化に気を付けて。
2拍子と6拍子の変化は、4/6拍子は3つを2拍子の一つに取ること。
そして2拍子の1拍分の3連符と感じるべきであろう。

魔笛からパミーナのアリア

これも弱声で歌う研究を徹底することに尽きる。

そして弱声も強声と同じである。
どのように語るか?というイメージなくして声を弱くは扱えないであろう。
つまり朗読をどのようにするのか?が大前提にあると思う。