TNK
発声練習
こちらがあれこれ言わずとも、響く声を出して発声練習ができるようになってきた。
本人いわく、顎を引いた姿勢が効果的とのことである。
コンコーネOP9より34番
リズムと音取りは問題ない。
高音も明快に出せている。
変化音の音程感に注意を。
シューベルト「野ばら」
Knab einのbは発音がPとなること。
高音に上がるHeidenの語尾はHeiのA母音の喉の開きをつぶさないように、Dの子音発音に注意を。
子音は正しく発音すると同時にその発語で音程を取るようにして、母音になること。
無意識に子音の前に母音で出そうとするために、喉がおかしくなる。
シューベルト「菩提樹」
これは音域が低いのだが、この4点Eから下の声は彼の場合出る音域である。
ただ声のイメージが邪魔をして響かない声になる。
理屈抜きで響かせるために、下あごを降ろすことと子音をしっかり出しながら同時に音程を意識すること。
子音が声のきっかけになるということを意識するとよい。
武満徹「歌うだけ」
これは良い出来である。
曲調が良く声に反映されるようになった。
2番の頭は少し声を柔らかくすると表現に適うだろう。
ただリフレーンは1番も2番も同じにすると良いだろう。