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ロッシーニの歌曲「アルプスの羊飼いの少女」

そつなく無難にきれいに歌えている。
より、ロッシーニらしくリズミカルにまたこの曲のオリジナルと思しき民謡風を考えると、リズム感を強調して歌うべきと考えた。

練習方法は、何と言っても朗読。それも音符のリズムで朗読する練習。
この曲の場合は、3拍子だが2拍と3拍を強調する感覚が良い。
そのようにすると、この曲らしいリズミカルが歌に表現されるだろう。
歌い過ぎない事が大切ともいえる。

プッチーニ「つばめ」から「ドレッタの夢」

以前に比べれば、最高音域が大分楽になったと思うが、まだ絞まる傾向は残っている。
これは呼吸の支えと喉の開きのコントロールという技術上の課題が残っているということである。
高音に行くほど、横隔膜の進展を支えて、喉奥を拡げるようにすること。
口の開け方は、そのためには下あごを下げるようにすること。
この方法は、実は声量をコントロールすることに間接的に繋がっているのである。
口を横開きにするのはご法度。

チレア「アドリアーナ・ルクヴルール」

「哀れな花」と「私はあなたの下僕です」2曲を通した。
ほとんど問題なく美しい歌の表現が出来ていた。

モーツアルト「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・アンナ、レチタティーヴォとアリア「むごい女ですって!」「言わないでください、美しいあこがれの人よ」

レチタティーヴォはなかなか見事だった。
特に高音の表現力があった。
アリアもブレスに余裕があって、美しい前半のアリアを楽しめるレベルである。
後半もそつなく高音発声をこなせていた。
これも「ドレッタの夢」と同じく、支えのある高音発声の課題は残っている。