SMK
発声練習
下降形と上行形で5点Eから上がどうも出しづらいというのか、喉が気になってストレスのようであった。
このため、適度に発声練習を行った後に中断した。
花粉症せいか喘息気味のせいか？喉のことが気になって歌い辛いようである。
ヴェルディ「ナブッコ」「天上は今開かれた」
出だしからブレスが足りないようであった。
所々の高音は、意外な程良く出せている。
だが、ブレスが足りないフレーズが目立つ。
そのため、カンニングブレスの個所を決めて、それに合わせたテンポ感で音楽を再構築した。
プッチーニ「蝶々夫人」「坊やの母さん」
こちらも歌声の状態は前の曲と同じ現象。
つまりブレスが持たない。
その結果として高音で声が決まらない事。
ところが、一発で出す高音は、なかなか立派な声が出ている。
いかにも、気持ちで歌っている感じである。
気持ちは大事だが、もう少し肉体的なコントロールを覚えるとより良いのだが。
前奏が短いので、歌がブレスしやすいようにテンポを緩めて、音符を長めにと指示。
プッチーニ「トゥーランドット」「氷のような姫君の心も」
これもブレスが足りない。
伴奏にお願いをして、歌を引っ張ってあげるように弾いてもらった。
特に8分音符が並ぶフレーズにおいて。
高音は、気持ちで持って行けるので、案外心配はない。
そこに至る過程において、音楽的なリズム感やそのためのブレスが出来ないようであった。
今後の練習方法の一方法について
今回は、アカペラによる練習をした。
拍節を叩きながら、楽譜通りにテンポを決めて歌う。
ブレスはそのテンポの中にあることが大事。
ブレスの長さがそのテンポから外れてはいけない。
あくまで、拍節を守ったテンポを崩さずに、その中で良いタイミングでブレスが出来ること。
以上の点を出来る限り練習してもらいたい。
