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発表会のプログラムを通した。
オールアーンのプログラムで、1曲目がMai
ピアノ伴奏との絶妙なアンサンブルが大切なのだろう。
とても速いAssez animeのテンポ指示だが、アゴーギグを充分効かせて歌うフレーズなので、ブレスをさせるタイミングとか、ピアノ伴奏に歌の旋律が入っているから、一緒に歌う感覚も必要だろう。

歌のほうは、以前に比べると微妙にノンビブラートの声が混ざって、実に上手い歌に仕上がっていた。最後の高音はもう少し熱い響きでも良いと思うが、無理しないのが一番である。

2曲目はQuand je fus pris au pavillon
これも言うことが無い。
ピアノを弾きながら聴く声は、ややシリアスなので、もう少し余裕、あるいは微笑みみたいな声が聴かれればパルフェ!

3曲目にPrintemps
2/4で、4分音符が一杯入ったり、4分音符の3連符が多いから、リズムには気を付けて。
何となく歌えてしまうが、意外とリズムを間違えることがある。
これも歌よりピアノが難しいのではないかな?
良く歌うことと、繊細なタッチと両方を持たなければならないだろう。
勢い込んで弾いてしまうと、とてつもなくでかい音になりそうだ。

4曲目、最後にA chlorisという絶妙な選曲。笑
こういう終わり方は好きだが、歌う方は大変だろう。
3曲目とはなるべく間合いを取って、息が早くならないように。
曲と曲の違いを充分意識して欲しい。

全体に声に難が出ない選曲だが、その分表現や発音に充分注意して欲しい。
声はとても綺麗に出ているから。