ST

発声練習

5点Gまでに留めた。
このところの発声の声は進境著しいと思う。
口の開きが良くなったため、声量が自然に出るようになった。
高音の換声点も上手く音程が♭にならず対処出来るようになってきた。

モーツアルトの「ドン・ジョヴァンニ」からNo3、No8、No11

3と8は以前から継続的に行っていることと、曲が短めなので、大きな課題は感じない。
ただ、やはり換声点前あたりで喉が絞まりやすい傾向と、中低音で喉を押すために音程感が悪くなる傾向はある。

これは、特に11番で顕著である。
今回の課題点は、フレーズ途中で低音域に降りたとき、声をその音程に置いてしまう発声になる。
そのため、再び高音に上がると声が重くなり高音が苦しくなる、という悪循環を招きがちである。
フレーズ途上での中低音への下降では、声の響きを中低音の音程に落とさず、撫でるように中低音を通過すべきである。

レチタティーヴォ

それなりに表現が活かされている感じがするが、声量を目いっぱい出してしまうために、喉が疲れてしまうようであった。
アリアも全般に声が重くなってしまうのは、以前に声量を良く出すように、と練習したことを守っているからだろうか?
確かに声は良く出ているが、それが3曲歌って最後の11番で喉がギリギリになってしまう原因なのであろうと思った。

最後の最後に、抜いた声で歌う練習をした。
つまり鼻歌を歌うようなやり方である。
この状態で練習をやり直して、再び声量を増していく方法を取っていきたい。