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ピアノ弾き語りのレッスン。
「花になれ」を歌ってもらって感じたこと。
以下のことは、単に発声上において通りの良いピッチの高い声であるか?否か?という技術の問題とは別。

歌を歌うときに歌手が歌詞を通して語り掛けてくるものは、その歌手が感じている語感なのだと思う。
マイクで歌うから素朴な意味での声量は要らないかもしれない。
ただ、それだけで自由にやれば良くなるか?と言えばそうではないと思う。

マイクで歌った場合、演技で言えば声を張らずにテレビドラマ的にささやくような、とか普段の小さな声で喋るようなという具合に小さな声で成立する。
ただし、その場合も楽して出せる声ということではないだろう。

オカルト的な言説になってしまうが、言葉やメロディには魂がこもっていると思う。
出てくる歌声は小さい声で良いのだが、そこには言葉に出来ない歌い手の魂の持つ力強さみたいなものが必要なのではないだろうか?

L’homme et l’enfantは、子供と男の違いが自然に出ていてよかった。
フランス語の発音で注意してほしいのは、Puisqueの語尾はEのあいまい母音。
C’est si bonは、特にはこのタイトルになっているC’est si bonの言葉には魂をこめてほしい。
それからフランス語の歌は、音符のリズムを崩さないでシラブルを均等に歌う方がフランス語らしさが出ることは重要なポイントである。